第4話 病院に行くまで 行くと決めた瞬間

病院に行きたい…行かなくちゃ…でも、仕事に行かなくちゃ!

こんなふうに悩む日が続いていました。

家族も心配してくれていて、80歳になる母から

「病院に行けないのなら、連れて行ってあげるから」

…と、まで言われました。息子達(私には2人の息子がいます)からも

「おばあちゃんが心配してるよ」

と、何度も言われました。それでも仕事の事を考えると、行けませんでした。

「誰が、毎月の国保連へのレセプト請求をするの?請求しないと、お金が入ってこなくなるじゃない…」

「誰が、職員の給料計算をするの?お給料もらえないと、皆んなが困るよね…」

「誰が、法人への会計報告をしてくれるの?仕事を溜めてしまっては、後で苦労するのは自分よね…」

そんな事ばかりが、頭の中をグルグルと回っていました。

そんなある日、仕事帰りの運転中、下腹部に激痛が起こりました。それまでも「痛い!」と思うことは時々ありました。痛みか無い時でも身体は怠く、運転する時はモチベーションを上げようと、車中ではずっと、進撃の巨人の「自由の翼」と「紅蓮の弓矢」を、繰り返し聴いていました。何故かその曲を聴いていると元気になれる様な気がして…今だったら、Adoさんの「うっせえわ」かもしれません。

下腹部の痛みはなかなか治らず、痛くて痛くて運転する事が辛く

「どうしよう…車止めた方がいい?救急車呼んだ方がいい?どうしよう…痛い!」

取り敢えず、スピードを落として走行している内に、痛みが多少楽になり、そのままき帰宅。この時です

「明日、病院に行く」

と、決めた瞬間でした。

翌日出勤し、午後から有休を申請したのですが、上司から

「午後から事務室は、皆外出して空になるから、居てもらわないと困る」

と、言われ、仕方なく翌日に…それも強行にでした。この日も最初は、有休を却下されたのです。

Prettyもか

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