第7話 入院中の出来事

血糖コントロールの為の入院中、腫瘍内科の担当医が、突然、病室に来たのです。先生からは、現在の症状を聞かれました。

それに対して先生から、私の状態は

「腸に出来た腫瘍が大きくなり、膀胱の中に入り込み、腸と膀胱が繋がった状態になっている。その為、腸の中にある菌が膀胱に入り込み、その為に膀胱内で炎症を起こし、出血し、血尿となっている」旨の、話がありました。

その対処方として、一時的に「ストーマ」を…との話がありました。

「一時的に…という事は、後で、元に戻す事も出来るのですか?」

と、尋ねたところ、

「場合によっては…」と、いう様な話がありました。

私は「先生にお任せします」

と、返答し、話は終わりました。

この入院中、同室の患者さんで、毎日、帽子をかぶっている方がいらしたのです。朝も夜も、いつ目にしても、帽子を着用しているのてす。私より、幾つか歳上の方で、その帽子姿がとても可愛らしくて…。

ある時、「とても可愛いお帽子ですね。」と、声をかけたら

「手拭いで作ったんですよ。薬の副作用で髪が抜けてしまったので…」

との事でした。

病院内に「がんサロン」があり、そこで教えられたとの事。また、とても手芸がお上手で、帽子作りの先生が、他の病室にいらっしゃると、教えられました。私は直ぐに、面会に来てくれた息子に

「100円ショップで、手拭いと、その生地に合う色の木綿糸を 買って来て」

と、頼みました(お店は、病院の目の前。針は、持って来ていたソーイングセットの中に、入っていました。

それで、作る為の準備は整い、教えられながら作りました。

(写真は最近作った物で、先日、がんサロンに寄付)

今までに作った帽子の数は、60枚を超えたと思います。主にがんサロンに寄付。後は入院中に

「私も髪が抜けると言われていて…」

とおっしゃった方に、「今、手元には、この柄しかありませんが、これで宜しければ、どうぞお使いください」と、差し上げていました。

私は、こ入院を含め、11回、入退院を繰り返しましたが、入院中は、出来る限り、手拭いやタオルで、帽子作りをしていました。また、私自身、作った帽子を ナイトキャップとして、使用していました。その帽子を見て、「可愛い帽子ですね」と、感心を示した方にも、差し上げていました。

また、掃除の時や、シャンプー後に使用したりと、使い勝手はいろいろある為、友人達や家族にも、あげていました。

今も、体調を見ながら、帽子作りは行っています。出来上がるとがんサロンに持って行く様にしています。が、未だ、抗がん剤の副作用の、手足の痺れがある為、思うようには出来ません。まあ、焦らずに、これからも、帽子が必要な方のお手伝いが出来ればと、思っています。

悪性リンパ腫(MALTリンパ腫)の現状報告

先日、12月1日から、放射線治療が始まりました。

先々週、家族付添い(二男)にて、放射線治療についての説明が、放射線治療科の医師よりありました。

その翌週に、治療の際に使用する型(照射の際、顔に被せる籠の様な物)を作り、治療となりました。

身体の位置が決まるまで、少し時間がかかりました。が、照射している時、目を閉じていたにも関わらず明るく感じ、ほんの数秒で、その明るさが無くなったと思ったら、

「はい、終わりです」

と、言われ、

「えっ!?」って感じでした。

それから毎日(土日祝は除く)治療になります。

先週は3回治療が有りました。今日からまた始まります。

2回目から、目やにと涙が気になり始めました。こんなところでしょうか。また、変化がありましたら、ご報告致します。

              Prettyもか

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