第22話 手術が終わって

目が覚めた時、私の身体には、管が沢山付いていました。

1つは背中に…痛み止めの薬

1つはドレーン…体内の廃液を排出する為

1つはフォーレ…膀胱ないの尿を排出する為

後は、はっきりとは覚えていないのですが、腕には点滴の管があったのではないか…と思います。

麻酔が切れるまでは、意識が朦朧としていて、家族とも、殆ど会話が出来ずにいたような気がします。意識かはっきりしてからは、ただただ痛みとの戦い。看護師さんから

「痛い時は、このボタンを押してください。30分以上の間隔を空けて、押してくださいね」

と、言われていた様な気がします。

ボタンを押すと、痛み止めの薬が、背中の管から体内に、入っていくのです。

最初の頃は、看護師さんが、回ってきて、押してくれていたのですが、痛みに耐えられず、ボタンを押そうしたら、私の力では押すことが出来ず、ナースコールをして、看護師さんに来てもらったりも、していました。

でも、看護師さんは忙しく、呼んでもなかなか来てくれません。必死になって、両手でボタンを押そうと、頑張ってみたこともありました。が、それでも思う様には、押せなかったりしていました。

痛み止めのボタンを押しながら、

「こんなに、痛み止めを打って良いのかな…もっと我慢をしないと、いけないのでは…」

と、躊躇する気持ちもありました。それは、過去の経験から、来るものでした。

         Prettyもか

コメント

タイトルとURLをコピーしました