第16話 化学療法 7回目

H29.2.1〜H29.2.4 の3泊4日で、抗がん剤治療が行われました。

この時の治療が、一番辛く感じた時でした。

「病院に行きたくない!

 もうこれ以上、副作用に苦しむのは嫌だ!

 これ以上は辛い!]

そう思いながら、病院へと向かいました。

指先はボロボロ…

はだも黒ずみ…

口内炎は、喉の奥の方にまで出来、声を出すのも辛くなっていました。

血尿に備えて(膀胱内で血が固まらない様に)、水分を摂って、尿を出さないといけないのに、水を飲んでも、お茶を飲んでも、味がおかしく感じて、思う様に飲む事ができませんでした。息子が、暇を見つけては、いろいろなお店を回り、

「こんなにも、お茶の種類ってあるの?」

と、思うくらい、買って来てくれました。

日本茶・ほうじ茶・玄米茶・烏龍茶・蕎麦茶・ルイボスティー・紅茶などなど。

いろいろ飲んではみましたが、どれも思う様には飲めませんでした。ただ一つ、林檎風味の紅茶が、季節限定であり、それだけは、美味しく飲む事ができました。が、所詮、季節限定。その後、手には入らなくなりました。林檎って、皮を剥いた時に、塩水につけますものね。だから、自然な味に感じたのかもしれません。

因みに、この紅茶のシリーズには、ピーチ味もあったのですが、それは、駄目でした。

食事は食事で、ご飯を食べても、しょっぱく感じて…

そうそう、先日、昔のモカの写真を見つけた時に、入院中の食事を撮っていた物が見つかりました。それが

これです。

低残渣食とは、こんな感じです。これは、ある日の朝食です。米飯は1食 170g あるのですが、おかずはこれだけ。味噌汁も具は無く味噌スープです。

病気になると、こんな食生活になるのです。

悪性リンパ腫(MALTリンパ腫)の現況報告

12月27日に、放射線治療科の診察がありました。

腫瘍の状態と、放射線治療の副作用の確認でした。両目の瞼と、耳の後ろから首にかけて、腫れているところが無いか、確認されました。

担当医から

「眉毛は少し抜けた様ですが、まつ毛はそんなに抜けていないかな?」

と言われたので

「そんな事はどうでも…病気さえ治れば」

と、私が言ったら、担当医は、笑っていました。

今後、あと何回か診察は有るそうですが、

「治療としては、これで全て終わりです」

と、言われました。

ところが、この日の夜、左目に酷い痒みが出ました。

「どうしよう。治らない」

と、思っていた時に、先日、看護師さんから言われた事を思い出しました。

「痒みが出たときは、保冷剤で冷やすといいですよ。よく、お菓子とかに、小さい保冷剤が付いてくるじゃない。あれで…」

その日、窓の外には、数十cmもの積雪があり、今もなお雪が…そんな寒い日に、冷凍庫から保冷剤を取り出し、ハンカチに包んで左目に当てて…それでどうにか、痒みは治りました。

            Prettyもか

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