第34話 退院に向けて

闘病記

ここからは、私の入院中の話に戻ります。

私の身体には(膀胱)には、フォーレが入ったままなのに、「退院」の2文字が見えてきました。

管が入ったままの退院なので、「採尿バッグの処理の仕方」についての、指導を受けました。

・バッグに溜まっている尿の量を確認し、記録する

・排尿出口を外し、尿を便器に捨てる

排尿出口をアルコール(ウェットティッシュ)で拭き、元に戻す

この作業をする為には、両手が使える様にしないと難しく、また、採尿バッグは、膀胱の位置より下にしないと、逆流してしまいます。

首から提げた時に、袋の位置が膀胱より下にくる様にして、男の人の「立ちション」の要領で…排尿出口を外して捨てる…

入院中は、点滴の台を使って、それに採尿バッグを下げて、引っ張って歩いていましたが、退院したら、そうはいきません。

考えた結果、採尿を首から提げられる様に、手持ちの赤いリボンを付けました。

こうする事により、両手を使い、また、採尿バッグを床に置く事なく、作業が出来ました。

また、それよりも大事な事がありました。

退院時、採尿バッグを提げて歩くのに、中身が見えるのは、いくら若くないからと言っても、恥ずかしいですし、また、周りの人も、見たくないもののはず。それを解決しなければ…

私、入院中に帽子作りをする為、手ぬぐいを数枚、持って来ていた事を思い出し、

作りました!

採尿バッグを入れて首から提げられるバッグ

リボンの長さは長めにして、袋の中には、採尿バッグに付いているチェーンを取り付けるフックも付けて…

柄は、なるべくいろの濃い物(中が透けて見えない様に)

その時作った物がこれです

採尿バッグをビニール袋に入れて、それをこの中にセットして…

使わなくなってから洗濯はしたものの、もう使う事は無いだろうと、捨てたつもりでいましたが、有りました。先日、片付けをしていたときに出てきました。

私は、これを首から提げた上から、ゆったりとしたジャンパースカートを来て、ときどき、近場だけですが、出掛けていました。

退院するに当たり、もう1つ、問題がありました。

私のベッドには、モカも一緒に寝ています。

当時、モカは8歳。とても元気でした。

私が体調が悪くて寝ていると、モカは添い寝をしてくれる…そんな状態で、万が一にも、フォーレが抜けてしまったら大変です。

考えた結果、退院後は、実家に身を寄せる事にしました。

そこで必要な物は、

ベッド

畳に布団をひいて寝たら、採尿バッグを畳の上に横にして置く事になります。

その為に急遽、ベッドを購入する事にしました。

ベッドは安価で、でも、今回の使用だけではなく、万が一、両親の介護が必要になった時に使えそうな、リクライニング機能の付いている物。

そんな感じの物をと息子に頼み、探してもらったのですが、時期が時期で…

4月初めだった為、入学、転勤等の引っ越しシーズン。なかなかベッドは、届きませんでした。

担当医や看護師さんから、

「いつ頃、退院出来ますか?」

と聞かれ、

「ベッドの手配をしていますので、それまで待っていただけますか?」

と、話をし、退院を延ばし、ベッドの入荷待ちの状態でした。

それなのにも関わらず、私の顔を見る度、周りに人が居る居ないに関わらず、

「いつ退院するんですか!」

と、大声で話かけてくる看護師さんがいました。

この看護師さんは、先日お話した、ステーションで大声を出して、騒いでいた方でした。

「先生にはお話をしてあります」

と言って、対応していましたが、息子と相談をし、ベッドが未だ届かないまま、その看護師さんとは、こんな会話を1週間程した、平成29年4月5日 に退院しました。

今回のアイキャッチ画像 愛犬モカ

この写真は、モカが生後6ヵ月の時、去勢手術を受け、退院して来た直後の写真です。

手術をするかどうか…とても迷いました。

モカの仔どもも欲しいな…

と言う気持ちもありました。でも、手術をした方が、寿命は長くなると言う事を耳にし、決めました。

モカには長生きして欲しいです。

Prettyもか

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