EPISODE 88
モカが逝ってしまってから、食事の支度をするのも辛くなりました。
冷蔵庫を開けると、モカに食べさせようと思っていた物が残っていたり…
食材を買いにスーパーに行けば、モカが好きだったさつま芋やバナナにヨーグルト等、見ると辛くて、その前は素通りしている状態です。
毎朝、モカの写真にお水とご飯をあげ、お線香をつけて手を合わせていると、涙が出てきます。
そんな日々を送っている私に、ランチのお誘いがありました。
市内に住んでいる同級生。
その友人と、昨日、コメダでランチをしてきました。
彼女には、以前患った「S状結腸癌」や「悪性リンパ腫」の話はしていなかったのです。が、今回初めて話しました。
話は簡単にで、後は
「ブログを読んでね」
とだけ。
彼女との話の中で、「縫い物」の話になり、そこで今まで私が手ぬぐいで作った「帽子」の話をしたところ
「私も作ってみたいと思っていたの」
と言われたので、
「1枚作って送ってあげるね」
と言ったら、
「作り方もね!」
と言われ、帰宅後、直ぐに縫い始めました。
久しぶりの縫い物です。いつでも作れる様にと、手ぬぐいは手提げ袋1つ、いっぱいに買ってあります。
可愛らしい彼女に似合う様にと、ピンクの生地を選びました。
出来上がる迄は2時間ちょっと。
問題はその後…作り方の説明が難しくて…。
動画を撮りながらもう1枚作る事も考えましたが、このシワだらけの手を映す勇気も無く、今日、頑張って書き、郵便で彼女の元に送りました。
以前は病院の中の「がんサロン」で、月1回ですが「タオル帽子の日」と言うものがあり、作り方の講習会をしていたのですが、このコロナ禍の中、それが無くなってしまいました。
その講習会は、癌患者同士の「憩いの場」でもあったので、先日の受診の時、私に作り方を教えてくれた方と偶然お会いし、「淋しくなったね…」と話したばかりでした。
これを機会に、また帽子作りを頑張ってみたいと思います。
今回のアイキャッチ画像 在りし日のモカ
モカがまだ目も見えていて、元気だった頃、家族が帰宅すると、喜んで出迎えてくれました。
車の音がしただけで起き上がって尻尾を振りながら、玄関へと走っていっていました。
その時の写真です。
Prettyもか
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