EPISODE 72
2008年9月3日、登録先の保健所から電話が有り、向かった所にモカが居ました。
その時其処には、仔犬が4匹いました。
その中からモカを選び、その足で動物病院へ…。
両耳と尻尾と後ろ足の1本が化膿している事がわかり、それから1ヵ月以上、病院に通い詰めました。
その治療も大変でしたが、まだ生まれて２週間くらいとの事で、体温保持の為、
「2時間毎に、タオルに包んで、全身を擦ってあげてください」
と言われ、これまた大変な作業でした。
この時のモカの大きさは、掌に乗る程度でした。
犬用の粉ミルクを準備して、哺乳瓶で飲ませるのですが、なかなか飲んでくれなくて、小さいスプーンを使って、口の中へと入れました。
まるで、３人目の子育てをしているかの様でした。
一生懸命、前に進もうと頑張っても、後退してしまうモカ。
そんな光景を思い出します。
今では、体重も12kgを超え、体は大きくなりました。が、最近は甘えん坊になりました。
「ワン！」(お水ちょうだい！)
「ワン！」(トイレに連れてって！)
と、吠えるのです。
そる以外の時に吠える時があり、その時は
「抱っこして！」
と、甘えたい時の様です。
まだモカの目が見えていた時は、私が仕事に行く時などは理解していた様で、不貞腐れた様に寝ていました。
仕事が休みの時は、それはそれで理解していて、私が洗面所やトイレに行く時に、後ろをついてきていました。
光を失った今も、なんとなくはわかる様で、私が家に居ると、吠えて「水」「トイレ」と言いますが、夜、私が寝ている時は、私を起こす事なく、一人で水を飲んだり、トイレに行ったりしています。
甘えん坊ではありますが、とても親孝行な子でもあります。
「モカ、まだまだ長生きしてね！お母さんも頑張るね！」
Prettyもか
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