第5話 やっとの思いで病院へ…

有休を却下された翌日の午後、「今日は駄目だと言われても、事務室が空になろうとも、無理にでも休ませて頂きます。もう限界です。病院に行って来ます。」

と言って、13時過ぎに職場を出ました。

ちょうど1か月ほど前に、事務職で1人、採用になったのです。若い子ですが、なかなか頭の回転の良い子で、「この子にだったら、仕事を任せて、少し休む事ができるかな…」と、思っていた矢先の事でした。この子が採用にならなかったら、私は今頃、この世にはいなかったと思っています。

私は、市内に在る、評判の良い病院に行きました。その病院は、皮膚科と泌尿器科の看板をあげていて、皮膚科には何度かかかった事が有りましたが、泌尿器科は初めてでした。

午後の受付時間には間に合う様にと、16時頃に行き、診察が終わったのは、19時頃だったと思います。

お腹を触診された後、

「エコーで見てみましょう」

と、先生が言った途端、看護師さんが

「先生、今日は混んでいるので駄目です」

と、言っていたのですが、先生が

「いいから、準備して!」

と、診察してもらえる事になりました。

その結果、

紹介状を書きますから、明日、朝一番で受診してくたさい

と、言われました。

私は「そんなに悪い状態なのでしょうか?」と、聞いたところ、「腫瘍は大きさでは無く、深さなのです。これでは詳しくわからないので、検査を受けてください」と、地元の公立病院へと、紹介されました。

診察が終わった時間が時間だったので、公立病院とは、なかなか連絡が取れなかった様でしたが、会計を済ます前に連絡がつき、翌日の8時30分の予約を取ってくださいました。

             Prettyもか

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